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Date:2023/06/07

鈑金塗装用エアコンプレッサーおすすめ5選【選び方とあわせて解説】

鈑金塗装にはエアコンプレッサーが欠かせません。しかし、エアコンプレッサーにはさまざまな種類や機能があるので、初めて購入する場合や使い方がわからない場合は、どのタイプを選べばよいのか迷ってしまうことでしょう。そこで、この記事では、鈑金塗装用エアコンプレッサーの選び方とおすすめの商品を紹介していきます。

塗装用エアコンプレッサーを選定する3つのポイント

整備士と女性客
塗装用のエアコンプレッサーを選定するときに重要となるのは、以下3つのポイントです。

  • 空気量と圧力
  • エアの品質
  • ドライエア

それぞれ詳細を解説していきます。

空気量と圧力

スプレーガンやエアサンダーなどを使って塗装する際には空気量と圧力が重要になります。空気量が少ないと均一に吹き付けられず、圧力が低いと塗料の噴射が不十分になるからです。

空気量については、2台以上のツールを同時に使って塗装をする場合は、同時に使用する台数も考慮に入れて空気量を計算する必要があります。たとえばエアの消費量が200L/minのスプレーガンを2つ同時に使うケースがあるなら、エアコンプレッサーの供給空気量は400L/min以上になるようにしましょう。

供給圧力については、高くなりすぎるとツールに負荷がかかって故障の原因となってしまいます。供給圧力が高いコンプレッサーを使用する場合は、圧力調整をしてツールに過剰な負荷をかけないようにしましょう。

エアの品質

エアコンプレッサーには、吐き出されるエアに油分・水分・ダストが混入する可能性のある給油式コンプレッサーと、油分を含まないクリーンエアを供給できるオイルフリーコンプレッサーがあります。一般的な工場では、オイルミストを含む圧縮エアが使用されますが、人体に直接触れるものや塗装のように製品の仕上がりに影響を及ぼす製品を作る場合は、オイルミストを含まないクリーンエアが使用されます。

給油式コンプレッサーでもオイルミストフィルターと組み合わせることで、オイルフリーのエア品質に近づけられます。しかし、よりクリーンなエアが必要ならオイルフリーコンプレッサーを利用するのがよいでしょう。

ドライエア

鈑金塗装でエアコンプレッサーを使用する際には、ドレン対策も必須です。適切なドレン対策をしないとドレン水が塗装不良や使用する機械や工具に入り込んで故障を起こす原因となるからです。

このようなトラブルを回避するためには、ドライヤーの使用をおすすめします。ドライヤーを使用すれば、季節や湿度に関係なく安定してドライなエアを供給できるからです。ドライヤーを使ってドライなエアを供給できるようになると、エアコンプレッサーをより効率的かつ安全に使用できるようになります。

塗装用エアコンプレッサーと一緒に使える付属品

使用機器との接続に関しては単純にホースとジョイントだけを準備するだけでは不十分です。使用機器に応じた圧力設定をしてあげる必要があります。たとえばスプレーガンの場合は吹付圧力が強すぎると安定した塗膜が得られないだけでなく、オーバーミストが多くなり作業環境の悪化、塗着効率の悪化による塗料使用料増大が考えられます。

またエアツールに関しても定格使用圧力より高い圧力で接続した場合、安定したトルクが得られず、工具の寿命が短くなる等の不具合が発生します。使用機器の取扱説明書を確認の上、適正な圧力のエアーを供給してあげる必要があります。

適正な圧力に圧力に調整するツールはこちら

塗装用エアコンプレッサーおすすめ5選

塗装の用途で使用するエアコンプレッサーとしては、以下5つの機器がおすすめです。

  • 給油式レシプロパッケージコンプレッサーCLP75EF-14D
  • 給油式レシプロパッケージコンプレッサーCLP75EF-8.5D
  • オイルフリースクロールコンプレッサーSLP-75EGD
  • 給油式レシプロタンクマウントコンプレッサーTLP75EG-10
  • 給油式レシプロタンクマウントコンプレッサーTLP75EG-14

給油式レシプロパッケージコンプレッサーCLP75EF-14D

給油式レシプロパッケージコンプレッサーCLP75EF-14D

製造元 アネスト岩田(株)
メーカー型式 CLP75EF-14D
定格出力 7.5kW
制御圧力 1.15~1.4MPa
吐出空気量 740L/min
騒音値 56dB(A)
質量 398kg

大型車の整備工場、タイヤチェンジャを使用する等、0.8MPa以上の圧力が必要な機器を使用する場合は中圧タイプのコンプレッサーがおすすめです。

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給油式レシプロパッケージコンプレッサーCLP75EF-8.5D

給油式レシプロパッケージコンプレッサーCLP75EF-8.5D

製造元 アネスト岩田(株)
メーカー型式 CLP75EF-8.5D
定格出力 7.5kW
制御圧力 0.7~0.85MPa
吐出空気量 845L/min
騒音値 55dB(A)
質量 395kg

レシプロタイプのパッケージ型の静音モデルです。

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オイルフリースクロールコンプレッサーSLP-75EGD

オイルフリースクロールコンプレッサーSLP-75EGD

製造元 アネスト岩田(株)
メーカー型式 SLP-75EGD
定格出力 7.5kW
制御圧力 0.75MPa
吐出空気量 840L/min
騒音値 53dB(A)
質量 328kg

オイルフリーで低振動・低騒音。空気の中に油分を含まない高品質の塗装用エアーを供給します。

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給油式レシプロタンクマウントコンプレッサーTLP75EG-10

給油式レシプロタンクマウントコンプレッサーTLP75EG-10

製造元 アネスト岩田(株)
メーカー型式 TLP75EG-10
定格出力 7.5kW
制御圧力 0.8~1.0MPa
吐出空気量 855L/min
騒音値 73dB(A)
質量 288kg

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別置きのドライヤはこちら

給油式レシプロタンクマウントコンプレッサーTLP75EG-14

給油式レシプロタンクマウントコンプレッサーTLP75EG-14

製造元 アネスト岩田(株)
メーカー型式 TLP75EG-14
定格出力 7.5kW
制御圧力 1.15~1.4MPa
吐出空気量 755L/min
寸法 74dB(A)
質量 395kg

一番スタンダードなモデルの中圧タイプです。 ※別置きのドライヤの設置をお勧めします。

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別置きのドライヤはこちら

まとめ

作業着のオペレーター
鈑金塗装には適切なエアコンプレッサーの選定が不可欠です。空気量や圧力、エアの品質、ドライエアの機能などを確認した上で、用途に合った商品を選びましょう。株式会社A&Cサービスが運営する通販サイト「A&Cダイレクト」では、多数のエアコンプレッサーを取り扱っていています。エアコンプレッサー選びでお困りの方は、ぜひ「A&Cダイレクト」のサイトを見てみてください。ご不明な点があれば、「お問い合わせフォーム」または「お電話」にて問い合わせをすればスタッフがすぐに対応してくれます。

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