出典:北口 榛花
日本を代表するやり投げ選手で、これまでに数々の国際大会で輝かしい成績を残してきた北口榛花選手。その明るい笑顔と圧倒的なパワーで、多くのファンに親しまれています。
今回の記事では、北口選手のプロフィールやこれまでの競技経歴をはじめ、話題となったメディア出演や広告起用についても詳しくご紹介。注目のアスリート、北口榛花選手の魅力に迫ります。
Table of contents
北口榛花選手のプロフィール・経歴
それでは早速、北口榛花選手のプロフィールや競技経歴を紹介します。
プロフィール・生い立ち
北海道・旭川市に生まれた北口榛花(きたぐち・はるか)選手。2000年3月16日、体重3600g超というスケールでこの世に誕生。父は元砲丸投げ選手でありながら、現在はパティシエという経歴の持ち主で、母は元バスケットボールの実業団選手です。
その名「榛花」には「春の花」のように柔らかく咲いてほしいという願いが込められています。やがて“世界を震わせるやり投げ選手”へと進化を遂げることになるとは、当時は誰も想像していなかったでしょう…。
水泳少女からマーメイド、そして陸上界へ
3歳から始めた水泳は、小学6年生までの10年間続け、背泳ぎで全国大会に出場するほどの実力を発揮。実は水泳以外にも、習い事としてピアノやバドミントン、体操なども経験していたといいます。
中学で水泳をやめた後は軟式テニス部に所属し、転機が訪れたのは、ある先生の一言。「君、投げてみない?」その軽い誘いから、やり投げとの運命の出会いが始まります。なんと初めての一投でいきなり50m超え。その場にいた全員の度肝を抜き、大騒ぎになったといいます。テニス部にいながら陸上大会に出場し、あっという間に地区大会を制してしまいました。
地元屈指の進学校で文武両道
高校は、旭川市内でも指折りの進学校「旭川東高校」に進学。本格的に陸上に打ち込み、全国トップレベルのやり投げ選手へと成長しました。高校2年時には日本ジュニア記録(当時)となる62m超えを達成し、「これは高校生の記録じゃない」と話題に。高校3年時には世界ユース選手権で銀メダルを獲得し、すでに世界が注目する存在でした。
大学時代と五輪の挫折、そして覚醒
進学先は日本大学スポーツ科学部。大学時代も成績は右肩上がりで、日本選手権では3連覇を達成。2020年には東京五輪の代表にも選ばれましたが、結果はまさかの予選敗退。悔し涙を流しながら「もう一度強くなりたい」と誓った彼女は、ここから真の覚醒を遂げていきます。
ギャップが魅力の“推せる女王”
試合では力強く凛とした姿を見せる一方、普段はK-POPや韓国ドラマが大好きな“癒し系女子”。人見知りな一面もあり、アニメ「僕のヒーローアカデミア」では爆豪勝己を推すなど、かなりの“オタク気質”も。試合後に見せる「楽しかった〜!」の笑顔には、誰もがキュンとさせられます。
オリンピックの時の補食で食べていたカステラがメディアに取り上げられ、その商品が売り切れ続出になったというエピソードもあります。さらに表彰式で披露するドレス姿も「女神すぎる」と話題になり、普段のジャージ姿とのギャップがとにかく魅力的で、ファッションにも注目が集まっています。
Instagram:@giantbaby_paru
X:@giant_babyparu
競技経歴
2014年の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)女子やり投で優勝し、高校2年生にして全国の舞台で頭角を現しています。翌2015年には、日本陸上競技連盟の「ダイヤモンドアスリート」第1期に認定され、同年の世界ユース選手権(コロンビア・カリ)で金メダルを獲得。若くして世界に名を知られる存在となりました。
日本大学進学後の2019年には日本記録を更新。
その後、東京オリンピックでやり投げ種目57年ぶりの決勝進出という成績を経て、同年ダイヤモンドリーグで初優勝。2022年の世界陸上オレゴン大会では銅メダルを獲得し、日本女子やり投げ界の歴史に残る快挙を成し遂げました。
2023年にはダイヤモンドリーグで67m04の日本新記録を樹立し、日本人初のダイヤモンドリーグ優勝者になり、同年の世界陸上ブダペスト大会では最終投擲で66m73をマークし、逆転で金メダルを獲得。日本女子フィールド種目では史上初となる世界陸上金メダリストとなり、パリ2024の日本代表にも内定しました。
オリンピックイヤーの2024年も好調を維持し、ダイヤモンドリーグ第2戦では62m97で優勝。そして迎えたパリ2024オリンピックでは、予選1投目で62m58をマークして余裕の通過を果たすと、決勝では1投目でシーズンベストの65m80を記録し、それが他選手を上回り、最終投擲を待たずに優勝が確定。日本女子フィールド種目では史上初となるオリンピック金メダルという歴史的快挙を成し遂げました。
参考:北口 榛花
北口榛花選手はメディア・広告にも引っ張りだこ!
現在、北口榛花選手はメディア・広告にも引っ張りだこの状態です。
テレビ出演多数!
2025年は、「NHKニュース おはよう日本」や「ZIP!」「news zero」などの情報番組に加えて、「櫻井・有吉THE夜会」や「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」といったバラエティ番組にも出演。競技のときの真剣な表情とはまた違う、ちょっと天然で明るい素顔が話題になっています。
特に注目を集めたのは、年末に放送されたスポーツ特番でのバドミントン対決。実は、北口選手は小学生時代に現在の日本代表エース・山口茜選手と対戦経験があるという実力の持ち主なのです。パワフルなやり投げの印象とはまた違う姿も新鮮でした。
その親しみやすさと自然体の姿が魅力で、スポーツの枠を超えて幅広いジャンルの番組に対応できる才能も持ち合わせており、これからますますテレビで見かける機会が増えそうです!
CMにも続々出演中!
やり投げでの圧倒的な実力はもちろん、その明るく親しみやすい人柄でも人気を集めている北口榛花選手。近年では、競技の真剣な表情と日常での自然体な魅力とのギャップが注目され、CM出演も続々と増えています。
「おつかれ生です」!共感の声が続々
2024年には、生ビールのCM「今年も一年おつかれ生です」篇に出演。地域の人々と過ごすぬくもりある時間を描いた内容で、「おつかれ生です」とはにかみながら乾杯する姿に、多くの視聴者から「癒された」「共感できる」といった声が寄せられました。
振袖でやり投げ!? 富士フイルムCMが話題に
富士フイルムの「お正月を写そう♪2025 チェキ™・ワイドな活躍」篇のCMにも登場。振袖姿で“やり投げ”を披露し、東京タワーに引っかかった凧をやりで取るというユニークな演出が話題に。「エモい!」「世界女王の遊び心が光る」と大きな反響を呼びました。
“もぐもぐ姿”がハマり役
そしてお弁当チェーンのCMでは、“もぐもぐ姿”がSNSで以前から「かわいい」「癒される」と人気だった北口選手らしく、あたたかいお弁当を美味しそうに頬張る様子が「まさにハマり役」として高評価。企業イメージとの親和性も抜群で、見る人の心を和ませています。
こうしたCMでの活躍は、競技者としての強さと、素顔のやさしさやユーモアを併せ持つ北口選手ならではの魅力が光る場面ばかり。今後もさらなるメディア露出が期待され、彼女の人気と存在感はますます高まっていくでしょう。
北口榛花選手について
北口榛花選手は、女子やり投げの日本代表として数々の国際大会で実績を残し、2023年の世界陸上では金メダル、パリ2024ではオリンピック初の女子フィールド種目金メダルという快挙を成し遂げました。
圧倒的な実力に加え、明るく親しみやすいキャラクターでも注目されており、テレビやCMなどメディアへの出演も増加中です。お弁当チェーンのCMでは、SNSでも話題になった“もぐもぐ姿”と見事にマッチし、多くの視聴者に好印象を与えました。
メディアや広告出演の機会も増えており、今後はアスリートとしてだけでなく、幅広い分野での活躍も期待されます。