最近では展覧会だけでなく、インターネットでも手軽に写真を販売できる時代です。
様々な写真販売サービスが提供されているので、どのサービスを利用すればいいか迷ってしまう人もいると思います。
本記事では、写真家が販路を広げたり、これから収益化を目指したりしている写真家におすすめの写真販売サービスを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Table of contents
写真家の写真販売方法
写真家が撮影した写真を販売をする方法は、大きく分けて3つあります。
それぞれの販売方法に、どのようなメリット・デメリットがあるのかを紹介します。
展示会・ギャラリー
1つ目に紹介するのは、展示会やギャラリーに写真を展示して購入してもらう方法です。
「個展を開く」というのは、写真家(カメラマン・フォトグラファー)にとって憧れの一つかもしれません。
展示会・ギャラリーでは、1枚の販売利益も大きく、プリントした写真の他に、ポストカードや写真集などの販売もできるため、上手くいけば大きな収益を見込めます。
一方で、展示会・ギャラリーに出展するためには、多大な労力を要し、収支がマイナスになることもあるので注意が必要です。ある程度の知名度がないと集客も難しいでしょう。
展示会・ギャラリーで写真を販売するためには、ポートフォリオの制作、開催場所の選定、キャプションの作成など、やることがたくさんあります。適切な準備をしてから展示会・ギャラリーでの写真販売に臨むようにしましょう。
ストックフォト
ストックフォトは、写真素材を販売できるサービスです。個人利用や商用利用を含め、広告やインターネットサイトなど様々な用途で使用される写真を販売することができます。
用途が広いため、販売サイトのポリシーに則っていれば、基本的にどのような写真でも販売することができるのがメリットです。また、写真だけでなく、動画素材を販売できるサイトもあります。
ストックフォトでは、フリーカメラマンや趣味で写真を撮っている人など、誰でも手軽に写真を販売できるので魅力的です。
一方で、ストックフォトでの写真販売は、自分の写真が売れるかどうかの見通しが立たないのがデメリットといえます。インターネット上には多くのストックフォトサイトがあり、膨大な数の写真素材が転がっているため、簡単に収益を上げることはできません。
また、1枚あたりの価格が低いこともあり、ストックフォトで大きな収益を見込むことは難しいでしょう。
オンラインショップ
オンラインショップは、その名の通りインターネット上で写真を販売できるサイトです。オンラインショップで写真を販売するには、個人でサイトを運営する方法と、写真販売サービスを利用して写真を販売する方法があります。
個人でサイトを運営する場合は、自分でブランディングして、価格を自由に決められるのがメリットです。一方で、ある程度実績のある写真家であったり、検索上位に来るようなサイト運営をしたりする必要があります。
写真販売サービスを利用する場合は、実績やサイト運営の必要がないのがメリットです。サイト運営などに自信がない場合は、写真販売サービスを利用する方が良いでしょう。
【写真家向け】おすすめの写真販売システム・サービス
写真家向けの写真販売システム・サービスを3つ厳選してご紹介します。
どれも特徴のある写真販売システム・サービスになっているので、じっくりと比較・検討してみてください。
【おすすめの写真販売システム・サービス】
・フォトレコ
・フォトスポット
・フォトストア
フォトレコ
出典:フォトレコ
最初に紹介するのは、スポーツや地域のイベント、発表会、スクールなどの写真販売向けのサービスを提供していて、写真家の写真販売での利用にもおすすめの、フォトレコです。
おすすめポイント
フォトレコは、オリジナルの販売ページを簡単に作成・編集でき、手軽に写真販売をすることができるのがメリットです。
導入コストや固定費は0円で、利用料は購入された分だけ支払うシステムになっているので、基本的には収支がマイナスになることはありません。
また、販売価格設定や割引設定、販売商品設定など、自分でカスタマイズできるのも魅力的です。さらに、写真1枚を無料で配布する機能があるため、写真販売ページへのアクセスを伸ばすこともできます。
面倒な手続きが不要で、登録後すぐに利用することができるので、初めて写真販売をする方にもおすすめのサービスです。
サービス詳細
サービス名 | Photo Reco |
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運営会社 | 株式会社エクスラント |
主な機能 | ・パソコン、スマホ、タブレット対応 ・アルバム機能 ・スクール認証キー ・カメラマン派遣 ・自動撮影プラン ・顔検索機能 ・お知らせメール自動配信 |
サイトURL | https://www.photoreco.com/ |
フォトスポット
出典:フォトスポット
2つ目に紹介するフォトスポットは、「どこでも・かんたん・あんしん」にインターネットで写真を販売できるサービスです。
おすすめポイント
フォトスポットを運営するダイコロ株式会社は、卒業アルバムの制作を手がける会社です。65年間スクールアルバムを作り続けてきたノウハウを生かしたサービスが売りのフォトスポットでは、学校写真のインターネット販売がメインになっています。
これまでに、1,500以上の写真館で導入された実績があるので、写真館や写真家と連携した写真販売ができることでしょう。
地域の写真館やカメラマン派遣サービスに登録していて、学校で写真を撮る活動に興味がある方はフォトスポットの利用を検討してみてください。
サービス詳細
サービス名 | PHOTO SPOT |
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運営会社 | ダイコロ株式会社 |
主な機能 | ・スマホ対応 ・トリミング機能 ・ルーペ機能 ・顔検索機能 |
サイトURL | https://www.photospot.jp/ |
フォトストア
出典:フォトストア
最後に紹介するフォトストアは、学校写真やイベント写真をインターネットで販売するためのシステムで写真家の方の利用もおすすめです。
おすすめポイント
フォトストアは、写真館のITフォローに特化した写真販売システムです。写真館ごとに専用のホームページを持つことができ、オリジナルデザインで自社ブランドの写真販売を展開することができます。
写真販売は、撮影した写真をパソコンに取り込み、専用のアップローダーでアップロードした後に、販売価格などを設定するだけです。
プリントや代金回収を自分で行う「フリープラン」と、撮影とアップロード以外は全てお任せできる「まるごとお任せプラン」という2つの料金プランから選べるのもメリットです。
サービス詳細
サービス名 | Phot Store |
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運営会社 | 株式会社エグゼック |
主な機能 | ・スマホ、タブレット対応 ・専用ホームページ ・販売告知チラシ作成 ・顔検索機能 ・お知らせメール自動配信 |
サイトURL | https://info.phst.jp/ |
写真家向けの写真販売システム・サービスをチェック
写真家の方が写真販売をするためには、「展示会・ギャラリー」「ストックフォト」「オンラインショップ」などの方法があります。
近年ではインターネットで写真販売を行う方法が一般的になり、写真家の方が写真販売サービスを利用するケースも増えています。
まだ写真販売サービスを利用したことのない方は、ぜひ今回紹介した写真販売サービスをチェックしてみてください。